1.目的
近年、県民の環境問題に対する感心の高まりや、平成11年11月に施行された「家畜廃せつ物法」により、畜産農家では家畜排せつ物の適正な管理が求められている。
一方、耕種分野では減農薬・減化学肥料といった「環境にやさしい農業」を推進するとともに豊かな土づくりを進めていくために、今後良質な堆肥を効率的に利用することが求められている。
このため、畜産農家の家畜排せつ物を適切に処理し、良質な堆肥を生産する技術の向上並びに耕種農家等への利用促進を図るため、堆肥の品質や成分を評価し比較検討するとともに畜産・耕種農家相互の情報交換することにより環境保全型農業の確立・推進に資することを目的とする。 |
2.主催 鳥取県、社団法人鳥取県畜産推進機構 |
3.対象
(1)対象者
県内の畜産農家(法人も含む)、畜産農家を含む営農集団、市町村、農協等が運営する堆肥センター。
(2)堆肥
牛(乳用牛・肉用牛)の堆肥とする。
ただし、牛が中心(原料59%以上)の混合堆肥も対象とする。
(3)出品数
各農家等からの出品は堆肥1点とする。 |
4.参加申込
参加申込は、別紙1の参加申込書に必要事項を記入して平成13年9月30日(金)までに日野総合事務所農林局、各地方農林振興局振興課に提出すること。
なお、参加申込は各農家ごと堆肥1点限りとし、参加申込が多数の場合は、書類審査を実施しサンプリングを行わない場合がある。
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5.サンプリング
サンプリングは、参加申込者の協力を得て農林水産部経営指導課・畜産課・日野総合事務所農林局、地方農林振興局の担当者が実施する。
(1)サンプリング日時
平成13年10月1日及び2日
(2)サンプリングする堆肥
サンプリングする堆肥は、日頃生産している堆肥とし、共励会用に調整したりすることがないこと。 |
6.堆肥分析
(1)堆肥の肥料成分等の分析・測定は、農業試験場と中小家畜試験場で実施する。
(2)堆肥分析は無料で実施する。 |
7.審査
農業試験場と中小家畜試験場で分析した堆肥について品質・成分を比較し評価する。
(1)審査日 |
平成13年11月7日(水) |
(2)場 所 |
園芸試験場 |
(3)審査方法 |
堆肥の分析結果をもとに、「堆肥品質評価基準」により現物を審査する。 |
(4)審査員 |
経営指導課、生産振興課、農業試験場、園芸試験場、中小家畜試験場、社団法人鳥取県畜産推進機構の職員及び鳥取大学、耕種農家代表。 |
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8.審査結果の公表及び表彰
(1)公 表 |
審査結果は、社団法人国際農業者交流者協会が実施する「畜産環境セミナー」の中で審査結果を公表し、表彰する。
開催日:平成14年2月18日(月)
場 所:東伯町徳万「まなびタウンとうはく」 |
(2)表 彰 |
審査した堆肥の中で品質が優秀なものについて表彰する。
最優秀賞 1点(鳥取県知事賞)
優秀賞 2点(鳥取県畜産推進機構会長賞) |
(3)展 示 |
出品堆肥と堆肥の生産状況をパネルにして展示する。 |
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