推薦理由

    戦後、開拓団として入植した父から酪農経営を受け継ぎ、現在乳価が年々低下してきている情勢の中で、積極的に経営の改善に取り組み、経費の節減はもとより、乳量追求型が多い農家の中で、牛の健康管理に重点を置いている為、乳量はさほど多くはないが多くはないが所得が年々向上しており、現在では、県下でも経営成績がトップクラスの農家である。


    酪農従事者数2人
    経産牛頭数
    育成牛
    31頭
    18頭
    個別利用地950アール

    • 低コスト生産のための自給飼料共同生産
       自給粗飼料生産を行うことにより飼料費のコストダウンと、同地区での共同作業により省力化が図られている事と機械への投資が軽減されている。
    • 牛の耐用年数の延長
       酪農経営は今後どうあるべきか、乳量だけを追求していれば必ずしももうかるわけではないと考え、牛を健康的に飼い産次数の延長を図り、経産牛1頭当りの乳量は牛に負担を掛けないようにした結果、安定した経営が確立された。
    • 子牛の有利販売
       肉用子牛価格安定基金協会の生産者補給金制度に参加、平成2年ころから子牛の販売は、約6ヵ月飼養した肥育もと牛であり、その大半がF1(交雑種)である。
      また和牛も現在5頭飼養しており、和子牛はF1や乳子牛と同じ牛房で飼われている。
      酪農部門の子牛の販売収入及び補給金は収入全体の10%以上を占めている。


    牛舎全景

    牛舎内部

    肥育もと牛たち

    ほ場の一部